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マンスリーエッセイ

Vol.22 対話重視で


各企業の株主総会がこの10年間位でかなり様相が変わってきたように思う。かつては、開会の時間の短さを競っていたところがあった。「うちは30分で終わった」などと自慢する会社もあったが、ここ最近はそういう風潮も薄れてきた。そうかと思えば、タレントやアーティストが登場し、総会後にライブを開催するなど派手にイベントを行う企業も増えてきた。ライブ見たさに株主になって頂くという効果もあるのだろう。そのため、総会が始まって1時間もすると、株主の方からライブを楽しみにされるような発言をいただくこともあるという。


株主総会は、やはり会社の取り組みを株主の方々によく理解していただくのが第一にあると思う。そうした最近の株主総会の在り様が変わってきたこともあって、私どもにも「スカパーJSATなら、たくさんタレントを呼べるだろうから何かやって欲しい」などというご意見を一部株主の方からいただいたことがある。


さて、どうしたものかと、いろいろな会社の方のお話をうかがった。そんな中、ある会社がそうしたイベントを取り止めたというので、訳を聞いてみた。イベントはもちろん株主に喜んでもらいたいとの思いで始めたわけだが、一方で会社説明が不十分となり誤解も生まれかねないというのだ。会社の将来性を見込んで真剣に株主になられている方に対して、きちんと説明できる場にした方がいいと改めたという。


それを聞いて、私もいたく同感した。もちろん、ライブ開催を否定するものではない。株主へのサービスの一環として有意義でもある。それはそれぞれの企業の考え方による。


私どもの総会は、株主の方々に会社の取り組みや方向性をよく理解頂けるよう、全役員、関係部署が力を注いでいるつもりだ。年に一回の株主総会、今後も誠心誠意、私たちの取組みや実績を説明し、株主との対話重視型で進めていきたい。

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