![]()
衛星通信は、赤道上空36,000kmの静止軌道上に打ち上げられた衛星に向けて送信局から膨大な情報を送信(アップリンク)した後、地球にある受信局に向けて一斉配信(ダウンリンク)する通信システムです。限りなく数多くの拠点に向けて大容量の情報を新鮮な状態で届けたい時、衛星通信は最も理想的な手段です。
衛星通信を使ったコミュニケーションには、「広域・同報性」「柔軟性」そして「大容量」といった特長があります。また自然災害時におけるネットワークの確保という「耐災害性」の観点からも、その優位性を発揮します。
衛星通信の特長のひとつである「広域・同報性」は、一つの場所から無限の対象(n)へ膨大な情報(大容量)の一斉配信を行うときに発揮されます。

衛星通信の利用形式は、上記のように一斉に配信するリアルタイム型と蓄積型のふたつに大きく分けられます。たとえばイベントの衛星生中継のように、「送信局から送信した情報を受信と同時にテレビやパソコンなどの端末を通して見る」のはリアルタイム型、「送信局から送信した情報を受信局に設置されたサーバに蓄積し、利用者が必要なときに情報を取り出す」のは蓄積型になります。
車載局や可搬局を利用すれば、どこでもすぐに通信回線を構築することができます。
地上回線の敷設が困難な場所や山々に囲まれた地域や、通常の無線通信では電波が届かない場所でも、衛星なら手軽に回線の設定が可能です。
航空機や船舶などの移動体通信も、衛星通信が得意とする領域です。
通信衛星は宇宙空間にあるため、地震や津波など地上の自然災害の影響を受けにくいという利点があります。
そのため、災害時にも、確実につながる安定した通信回線を確保することができます。
広帯域のトランスポンダを搭載しているため、映像・音声など情報量の多いデータを高速でやりとりできます。
有料多チャンネルサービスは、この特長を生かして放送されています。